
こんにちは。並木町歯科です!
学生の皆様は新学期を迎え、クラス替え、委員会決め、健康観察や体力テストなど、今月は大忙しですね!
学校で受ける歯科健診は、概ね6月に行われることが多いのですが、地域によってこの時期に歯科健診をする学校があるかもしれません。
学校で行われる歯科健診を想像してみて下さい。その時歯医者さんは呪文のような言葉を言っていませんか?
私も歯科衛生士になるまで、歯科健診のアルファベットのような呪文は一体何を表しているんだろうと感じていました。
よく耳にするのは「C(シー)」ではありませんか?C(シー)はCaries(カリエス)といって、ドイツ語で虫歯を表しています。せっかくの機会なので今日は、学校歯科健診でよく聞く代表的な呪文(歯科専門用語)を解説します!
G(じー):歯肉炎(歯ぐきの腫れ)
GO(じーおー):軽度の歯肉炎
ZS(ぜっとえす):歯石
○(まる):治療済みの歯
△(さんかく):歯がない状態
×(ばつ):注意が必要な乳歯
/(しゃせん):健康な歯
C:(しー)むし歯
CO(しーおー):要経過観察歯
いくつか挙げてみましたが、聞いたことがある呪文はありましたか?
「右下DがC」→右下の前から4番目の乳歯が虫歯
「右上2から左上2が斜線」→上の前歯4本は健康な歯
というのが判ります。(少し難しいかな?)
その他、学校歯科健診では咬み合わせの異常や顎関節の状態もチェックします。顎関節の症状は虫歯、歯周病に続き、第三の歯科疾患と言われているので、学校歯科健診へ取り入れられています。
学校歯科健診はスクリーニング検査といって、ふるい分けをし、異常があるか、ないかをざっくりとみるための検査です。
正確に診断するためには歯医者さんへ行ってくださいねというものです。
お子様が虫歯と書かれた紙を学校から持ち帰って、驚かれる保護者様もいらっしゃると思いますが、これは逆に、学校歯科健診でひっかからなくても虫歯がある可能性があるとも言えます。ですので、学校歯科健診でひっかからなかったとしても一度、歯科医院を受診をしてみるのも良いですね!
今度、歯科健診を受ける予定のある方は、歯医者さんがどんな呪文(歯科専門用語)を唱えているのか意識してみるといつもより楽しく歯科健診を受けられるかもしれません!
※写真は高畑先生が秦野市の戸川公園へ桜を見に行った時の写真です。ライトアップがされていて、すごくきれいですね!