
こんにちは。
並木町歯科です。
今日はAED(自動体外式除細動器)についてお話します。AEDは施設、学校、商業施設、コンビニなど、昔に比べ、設置場所がとても増えているので1度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。
並木町歯科にもAEDがあります。今まで診療中にAEDが必要になった場面はありませんが、医療機関にとって必要な医療機器です。
歯科治療でAEDが必要になることは稀ですが、例えば、ある患者様が生まれてはじめて局所麻酔をする治療が必要になり、局所麻酔をしたとします。その際、万が一、アナフィラキシーショックが起きしてしまったら、場合によって心肺蘇生が必要になる可能性があります。
秦野市の救急車の出動回数はここ数年毎年最多を記録しており、ここ最近では救急車要請から到着まで10分程度かかるそうです。救急車が来るまでの間、何もできなければ、最悪な状態になってしまうリスクがあがってしまいます。
日々の診療で医療事故が起きない様にスタッフ一人ひとりが注意していますが、万が一の可能性が0とは言えません。
待合室で体調不良になったり、治療の順番を待っている間、脳梗塞や心筋梗塞で倒れることがあるかもしれません。日本では高齢化が進み、脳梗塞や狭心症の既往など、全身疾患の把握や管理が必要な患者さまが増えてきていることも、AEDの必要性が高まる理由と言えます。
歯科医院ではAEDが必要になった場合、速やかに救命処置を行えるようにスタッフが心肺蘇生の知識や技能を持つことはもちろん、AEDを設置して対策を行っておくことには非常に重要です。
※先日、並木町歯科の歯科衛生士数名が秦野市の上級救命講習を受講しました。
ベテラン勢は歯科セミナーの一次救命処置は習ったことがありますが、今回、一般市民用の講習も受講し、大変勉強になりました。救命処置は時間の経過とともに忘れてしまうことが考えられるので、数年起きなど定期的に受講することが大切です。