こんにちは。
並木町歯科です。
今日は6歳臼歯についてお話します。
6歳臼歯とは、概ね4歳から9歳にかけて乳歯の奥歯のうしろに生えてくる永久歯です。
歯科用語で第一大臼歯といいます。
生えたての6歳臼歯はとても虫歯になりやすく、大人が一番最初に歯を失う確率の高い歯が、この6歳臼歯と言われています。
なぜ6歳臼歯は虫歯になりやすいのでしょうか?
①1番奥に生えてくるので気付かない。
➁萌出途中の歯は手前の歯に比べて背が低く、歯ブラシを当てづらい。個人差がありますが、しっかり生えるまで1年半ほどかかることがあります。
③生えたての歯は弱く、溝が深いことに加えて形が複雑。
④生えはじめの頃は歯茎と被っているので、汚れが溜まりやすい。
など、複数の理由が重なり合っています。そして、なんと6歳臼歯は、生えはじめてから1年以内に50%が虫歯になると言われています。甘いものを控える、綺麗に歯を磨いて虫歯のリスクを下げることはできますが、咬み合わせの溝に汚れや虫歯菌が入ってしまうと、歯磨きでは取れません。
そこで、咬み合わせの溝に汚れが侵入するのを防ぐためにシーラントをします。歯を削らず処置ができるので、小さなお子さんでも施術可能です!
大切な6歳臼歯を守るシーラント、検討来てみて下さい。
※シーラントをしたあとは、欠けたりしていないか、定期的な検診が必要になります。