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口の周りの筋トレ

こんにちは、並木町歯科です。

ご覧いただきありがとうございます。

 

寒くなり、空気も乾燥し、風邪や感染症が流行りだす季節になりましたね。手洗いうがいはもちろん、マスクをつけて対策をする方も多いと思います。

 

マスクをしていると口呼吸になり、だ液が蒸発しやすくなります。すると口の中が乾燥し、菌が繁殖しやすい状態になり、むし歯や歯周病を発症しやすくなるのです。

むし歯や歯周病を放っておくと、やがて歯がぐらついたり抜けたりして、噛み合わせが悪くなります。

 

歯み合わせが悪くなると、肉や根菜、葉野菜といった硬い食べ物を避け、ごはんやうどん、パンなどの食べやすいものばかり摂るようになります。これらの食品は糖質が多いので、血糖値が上がりやすくなるうえ、偏った食生活でタンパク質やビタミン、ミネラルが不足しがちになります。

 

硬い食べ物を避けると、噛む回数が減り、分泌されるだ液が減るため、口の中の環境はさらに悪化。増えた菌が血管を通じて全身をめぐり、動脈硬化、糖尿病や虚血性心疾患、誤嚥性肺炎などの重大な病気を引き起こすことにもつながります。

また、認知症のリスクも高まります。

 

では、そのリスクを減らすにはどうすれば良いのでしょうか。

それは口の周りの筋肉を鍛える事です。

①歯磨きを徹底しましょう

歯磨きは口の中の菌の増殖を防ぐのに有効なだけでなく、口まわりの筋肉を刺激し、だ液の分泌も促します。毎食後の歯磨きを習慣にしましょう。

 

②おしゃべりもおすすめです

口を大きく開けたり、すぼめたり、舌を動かしたりすると、口から喉にかけての筋肉が鍛えられます。

 

③硬い食品を取り入れた食事をしましょう

よく噛んで食べることは、いわば口の筋トレ。ステーキやみりん干し、にんじんや大根といった根菜類、アーモンドをはじめとした木の実類などを取り入れた献立を工夫してみてください。

また、ガムを噛んだり、飴を舌の上で転がしたりすることも、口まわりの筋肉強化に効果的です。

 

是非取り入れてみて下さい。

 

年内最後のブログとなります。

ご覧頂きありがとうございました。

年明けは1月6日からの診療となります。

良いお年をお迎え下さい!