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同じスプーンを使うと

こんにちは、並木町歯科です。

12月になり、今年も残す所1ヶ月となりましたね。

日に日に寒い日が増え、インフルエンザ等の感染症も増えて来ています。

手洗いうがいはもちろん、換気や加湿も感染予防には大切ですね。

 

今回のブログでは、同じスプーンを子供に使用した時のメリットとデメリットをお伝えします。

 

生まれたての赤ちゃんはミュータンス菌(むし歯菌)に感染していません。以前より同じスプーンを使うのは良くないと言われていますが、実はメリットもあるのです。

 

同じスプーンを使うことで虫歯菌が感染する可能性はありますが、科学的な根拠は強くないと言われています。

日本口腔衛生学会は、2023年に「乳幼児期における親との食器共有について」と題して、食器の共有による虫歯菌の感染について、科学的根拠は強くないことを発表しました。

これは、和歌山大学が2023年5月に発表した研究内容が報道されたことがきっかけとされています。

 

この研究で、乳幼児期に親の唾液に接触することで、子どものアレルギー発症リスクを予防する可能性が示されました。

子どものアレルギー発症リスクを予防出来るのはメリットですね。

 

しかし、虫歯菌は唾液感染を起こすため、お子様の食事の際にフーフーしてしまうと、虫歯菌を移してしまう可能性があります。

 

そこで大切なのは虫歯予防!!

虫歯予防には次のような方法が有効です。

・仕上げ磨きをきちんと行う

・虫歯菌の餌となる糖質の摂取量・頻度を控える

・フッ化物を使用する(フッ素入り歯磨き粉で歯を磨く)

・歯科医院での定期検診を受ける

 

仕上げ磨きは親子のコミュニケーションにも繋がりますね。

ご覧頂きありがとうございました