こんにちは、並木町歯科です。
今回は、気付かぬうちに進行する糖尿病についてお話しします。
糖尿病がある人は、歯周病になりやすく、重症化しやすいと言われています。
糖尿病とは、インスリンが不足したり、十分に働かないことによって、血糖値が高くなってしまう病気です。
それだけでは自覚症状が少なく、気付きにくいのが特徴です。
糖尿病が長く続くと、目や腎臓などに合併症(網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞など)が現れてきて初めて気付く事が多い、大変怖い病気です。
※インスリンとはすい臓で分泌されるホルモンの一種です。
糖尿病のサインは、体重増加、頻尿・多尿、とても喉が渇く、HbA1cの値が6.0%以上などが挙げられます。
糖尿病になると、血管がもろくなる→血液の巡りが悪くなる→体の抵抗力が弱くなる→歯周病菌に感染しやすくなる。
歯周病になると、歯周病菌の内毒素や炎症に関わる物質の増加→血液中のTNF‐αが増加→インスリンの効き目が悪くなる→糖尿病になる。
※TNF‐αとは、慢性の炎症がある所で作られるタンパク質でインスリンの作用を妨げる。
この様にの糖尿病と歯周病は切っても切れない悪友です。
歯周病がある人は、糖尿病の治療が困難になりやすいです。
糖尿病と歯周病は互いに深く関連して進行する病気です。
心当たりのある方は早めに医療機関に相談しましょう。