こんにちは並木町歯科です。
今回は、歯科における喫煙のリスクについてお話しします。
数年前から電子タバコも普及していますが、歯科における喫煙のリスクは変わらずあります。
タバコを吸っている方は、お口の臭いやヤニがついて歯が汚れる等といった審美的な事だけではなく、非喫煙者に比べ歯周病にかかりやすく、重症化しやすいとゆうデータがあります。
更に喫煙者への治療の効果は低く、せっかく治療をしても治りにくいことがわかっています。
歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇するとゆうデータがあります。
タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくなる事も問題点のひとつです。
では、禁煙するとどうなるでしょうか。
禁煙すると、歯周病にかかりやすさは4割も減ります。手術後の治療経過も禁煙者は非喫煙者とほとんど差が無くなります。
ちなみに他の病気でも、肺癌にかかる危険は喫煙者では非喫煙者の4.5倍と言われていますが、禁煙すると4年で2.0、5年で1.6、10年で1.4倍と着実に落ち着いてきます。
今回は喫煙のリスクについてお話ししました。ご覧いただきありがとうございました。
※今回の写真は、先週に引き続き、スタッフが手作りした歯のクッキーです。大臼歯と言って、奥歯を再現しています。見た目のクオリティも高く、みんなで美味しく頂きました。