こんにちは、並木町歯科です。朝晩は涼しいと感じる日が増えましたね。
みなさん普段”舌”を気にされていますか。そして舌は何から出来ていると思いますか?
歯科に通院するからには”歯”を気にする事はあると思いますがすぐ隣にいる”舌”についてはあまり意識する機会がないのではないかと思います。
舌は横紋筋という種類の筋肉でできており、その表面は舌乳頭とよばれる突起で覆われています。
筋肉の塊である“舌”は、味を感じる事以外にも多彩な役割があります。
・咀嚼→食べ物を歯で噛んで砕き唾液と混ぜ合わせること。ものを噛む為には、当然歯と歯の間にものを移動させるという作業が必要になります。これが舌の役割の一つ。粉砕された食べ物は徐々に小さくなっていく為これを舌で集めて再び左右の歯と歯の間に移動させ、繰り返し咀嚼できるようにしています。
・嚥下→ものを飲み込む動作のこと。嚥下の際、舌がスプーンのような形に変化し、窪んだ中央部分に食べ物が集められます。その後、前から後ろに向かって口の中の空間を閉鎖していきながら、食べ物をのどの奥に送り込みます。舌は多くの筋肉からできている為様々に形を変える事ができます。
・発音→口の中に歯ブラシを入れて上の顎につけ、「あいうえお、かきくけこ…」と順に言葉を発してみてください。舌が歯ブラシに当たる位置が全く異なる事がよくわかるかと思います。それぞれの音を発する為に、舌は様々な動きをしています。前歯が重要に思われる「さ行」も、実は舌が上顎に近接しないと発声することができません。
みなさん、いかがでしょうか。
舌って意識していないだけで様々な役割を持っていて実はとても複雑で重要な任務を担っていたんです。
舌を使っていつまでも美味しいご飯を食べる為にも歯科に通って定期的にチェックしてもらいましょう。
※先日納涼会を行いました。今週のブログでは、納涼会に参加したスタッフの様子をお届けします。