こんにちは、並木町歯科です。
最近は、地震や台風等、自然災害の不安を強く感じる日が多かったですね。
秦野市も断水したりとライフラインにも影響があったと思います。
歯科医院で定期検診を受けたときなどに、歯石が付いていると言われたことはありますか?
お口の中にいる菌が歯の表面に付着し増殖したものをプラークと言います。
簡単に言うと生きた口腔内細菌の塊です。
プラークの中にはおびただしい量の細菌が生存しています。
このプラークが磨き残しなどにより、固まった状態のものが歯石です。歯石は歯ブラシで取り除くことが出来ません。
そして、歯石は入れ歯にも付着することをご存じですか?
入れ歯は人工の歯なので虫歯にはなりませんが、お口の中に入れていると細菌が付着し、ご自身の歯と同様に歯石が付きます。
入れ歯に沈着した歯石も、義歯用ブラシ等で磨いても取り除くことは出来ません。
歯石が付いたままの入れ歯は先ほどもお伝えしたように細菌の塊のため、とても不潔な状態です。
お口の中だけではなく、細菌は血液を介して体中を巡ります。
誤嚥性肺炎や動脈硬化、糖尿病を悪化させる原因にもなります。
ご自身のお口の中に沈着した歯石や、入れ歯に沈着した歯石も、歯科医院で取り除いてもらう必要があります。
また毎日のお手入れをしっかりと行い、歯石を付きにくくし、清潔に保つことが大切です。
〈入れ歯のお手入れ方法のご紹介〉
①食事の後は入れ歯を外し、義歯用ブラシを使いながら流水でしっかりと洗う。歯磨き粉等は使用しないのがポイントです。
②1日1回専用の洗浄剤を用いて、除菌する。
③使用前に流水で洗い流し、装着する。
入れ歯はご自身の歯よりも汚れがつきやすいです。きれいに消毒し、清潔な状態で使用しましょう。