こんにちは、並木町歯科です。
みなさんは、歯科医院で型採りをしたことはありますか?
今回は型採りしたものがその後どうなっていくのかを簡単にご紹介したいと思います。
先ず、海藻が主成分のアルギン酸とゆうもので主に型採りを行います。
子供の型採りの際には、「歯医者さんの粘土だよー」等と伝えて行っています。
そして型採りしたものに石膏を注ぎ、石膏模型を医院で作製します。
作製するものによって使用する石膏の種類も異なります。
この石膏模型を作製する時に使用するのが、真空練和器と混水比を正確に量る事が出来るステートです。
石膏には、石膏の量に対する水の量(混水比)が決まっています。使用する石膏の種類によっても混水比が異なります。
正確な混水比で石膏模型を作製する事は、模型の変形を防ぎ、精度の良い被せ物等を作る事に繋がります。
また、この真空練和器を使い真空状態にする事で気泡の混入を防ぎ、精度の良い模型を作ることが出来ます。
出来上がった石膏模型を、技工所に送り、一人ひとりに合わせた被せ物や部分的な詰め物、入れ歯やブリッジ等を歯科技工士に作製してもらいます。
そして、作製した物を医院に送ってもらい、チェアサイドで適合状況を確認し、皆さんのお口の中で、噛める状態に近づけていきます。
治療の流れも含めお話しさせて頂きました。
機会があれば、ご自分のお口の中の石膏模型を見てみてください。
治療の選択をする際に、患者様のお口の中の現状の模型を作製し、治療の説明を行う事もあります。
最後までご覧いただきありがとうございました。